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箸が無ければ
箸が無ければ、蕎麦を食べることはできない。
試しに手で蕎麦を食べてみたけれど、美味いとは感じられない。
蕎麦を食べるには、どうしたって箸が必要だ。
ところが、箸は余りにも身近な道具であるために、かえって気配りされることが少ないように思える。大事な道具のひとつであるのだから、改めて箸を見直してみてはどうかと思う。

素材について
杉の割り箸が最上。次点は、竹の割り箸。
金属の箸では、蕎麦は食えない。
象牙の箸は試したことがないが、そもそも蕎麦に適した形のものが見当たらない。
塗箸は、種類が豊富で楽しい。蕎麦に適した滑らない仕上げのものもいろいろとある。選ぶ楽しみを味わいたい。

箸の大きさ
箸の大きさは、本来は使う人の手に合わせて選ぶものなのだろう。しかし、割り箸ではそれほどの選択肢はない。
弁当のおまけに付いて来るような極端に短いものは困るが、まあそこそこの大きさがあればよろしいのではないかと思う次第。
自分の手に合った箸のサイズは、以下の関連サイトに記載がある。

丸か角か
丸い箸が良いか、角形の箸が良いか? 当然、蕎麦には角形断面の箸を用いる。理由は単純、角形のほうが蕎麦の形にマッチするから。
それで、角断面の杉箸を最上としする。その中でも、「天削り」と呼ばれる頭部を斜めに削いだ形が一番美しい。

箸の関連サイト
兵左衛門
福井県の箸メーカーのホームページ。箸の持ち方、使い方、選び方、歴史やマナーなど内容は豊富。これらの内容を和文のみならず英文でも解説するのだから、箸というものに対する気合の入り方が分かる。

株式会社シンワ
奈良県の割り箸メーカーのホームページ。割り箸の形状と材料についての解説を掲載。割り箸リサイクルも面白い。が、割り箸回収ボックスというのはちょっと無理があるように思えるのだが。


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