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日本人は蕎麦のことを何も知らない。 |
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タイトルは刺激的だが、内容は蕎麦の薀蓄入門書といったところ。読みやすい。にわか蕎麦好きが蕎麦の薀蓄を仕込むためには適当な一冊。細かいことは言わずに楽しみましょう。 |
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山縣 基与志・著 学習研究社 定価:980円 2003年
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蕎麦の薀蓄 |
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著者の豊富な蕎麦食べ歩き経験が、薀蓄の基調となっている。美味い蕎麦を食べたい、という想いから語られる薀蓄の数々。「五味を超える美味しさの条件」というサブタイトルが、本書の内容を物語る。 |
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太野 祺郎・著 講談社+アルファ新書 定価:780円 2003年
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蕎麦屋の系図 |
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藪、砂場、更級などの老舗の暖簾は、誰によってどのように受け継がれたのか。そのような蕎麦屋の老舗の系図をたどる労作。歴史の中に息づくひとりひとりの人間に目を向ける視線に、蕎麦への愛を感じる。 |
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岩崎 信也・著 光文社 定価:720円 2003年
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真打登場! 霧下蕎麦 |
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北海道から九州まで、霧下蕎麦の産地を訪ねてご当地の蕎麦を食す。スイートスポットで蕎麦の産地と蕎麦店をヒットした好著。「サライ」編集部・編、「サライ」はこういう企画が本当に上手い。 |
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片山 虎之介・撮影/文 小学館 定価:1,500円 2002年
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「そば」が語る伝統の味 -- 日本の食文化が育んだ蕎麦 |
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ソバ風土記、そばの栄養学、そばの食べ方などを、信州の「ご隠居」が論じる。蕎麦の世界をコンパクトにまとめた一冊。 |
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小林 尚人・著 文芸社 定価:1,000円 2002年
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蕎麦 江戸の食文化 |
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川柳・日記・俳諧などの数多くの文献を詳細に読み解き、江戸の蕎麦に迫る。夜蕎麦売りについての考察が、とりわけ興味深い。文化の中で食の占める位置の大きさを、再認識。 |
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笠井 俊弥・著 岩波書店 定価:2,500円 2001年 |
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蕎麦屋のしきたり |
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藤村和夫氏の新作。相変わらずの藤村ワールドであるが、時代につれて語る内容も少し変化する。 蕎麦屋の薀蓄、入門編といったところか。 |
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藤村 和夫・著 NHK出版 生活人新書 定価:640円 2001年 |
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「日本の屋根」の食文化 信州蕎麦学のすすめ |
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日本の信州ではなく、世界の中の信州を見つめる。 信州一点を深く見つめることで、蕎麦の世界の広がりが見える。良い本です。 |
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市川 健夫・著 オフィスエム 定価:1,600円 2000年 |
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至宝の伝統食(2) そば |
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蕎麦の薀蓄入門編。 内容はともかくとして、紙のコシが強過ぎて読むことがままならない困った本。 |
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アスペクト・編 アスペクト 定価:1,400円 2000年 |
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おいしい蕎麦を探す |
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「TGそばの会」のTGは、東京ガスのこと。 勤勉な蕎麦愛好家達の、極上の仕事だと思う。読みながら、家族は大丈夫なのかと、心配しました。 |
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太野 祺郎 / TGそばの会 展望社 定価:1,600円 1999年 |
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物語信州そば事典 |
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「週刊長野」の連載をまとめた一冊。信州を中心に、蕎麦の歴史と分化を語る、読み応えのある一冊。
残念なことに、地方出版社のこういう良書を手にする機会がなかなか無い。 |
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中田 敬三・著 郷土出版社 定価:1,800円 1999年
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蕎麦の事典 |
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はごね、そばはっと、すずきり、じりやき、かっけそば、うばこ・・・ これらの言葉の意味は、本書を読んで(読むものでもないだろうが)はじめて分かる。 |
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新島 繁・編 柴田書店 定価:2,500円 1999年 |
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そば通の本 |
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1930年に出版された「蕎麦通」(村瀬 忠太郎)の復刻版。こういう貴重な本を文庫本で読めるのは、実にありがたい。中身の濃い一冊。 |
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「サライ」編集部・編 小学館文庫 定価:457円 1998年
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そば歳時記 |
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中公文庫の一冊。1993年に出版された「蕎麦歳時記」を文庫版に収録したもの。1月から12月までの、蕎麦を巡るさまざまな習俗を記録した歳時記。 |
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新島 繁・著 中央公論社 定価:686円 1998年 |
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蕎麦百景 |
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ソバを育成し、刈り取り、製粉し、蕎麦を打ち、味わうまでの百景。構成は巧みだが、「違うでしょ」と突っ込みを入れたくなるところも少なくはない。 |
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浪川 寛治・著 三一書房 定価:2,200円 1998年 |
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蕎麦と江戸文化 -- 二八蕎麦の謎 |
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「ニ八蕎麦」とは何であったかという問いに、新説を提示。前半では、傍証を重ねて新説の外掘りを埋めて行く。後半では、新説が暴走する。追検証が待たれる。 |
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笠井 俊弥・著 雄山閣出版 定価:1,980円 1998年
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別冊サライ 蕎麦 |
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(読んでいません) |
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小学館 定価:648円 1997年 |
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蕎麦とうどん |
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同じ著者による「そば」(透土社・1994年)の続編。相変わらず取材範囲は幅広い。第三章の「平家落人伝説とそば」は、読みごたえがある。 |
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大槻 茂・著 透土社 定価:1,600円 1997年 |
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蕎麦辞典 新装版 |
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「蕎麦辞典」の復刻版。装丁がぐっと新しい感じ。 好事家を自称する方は、お買い求めください。 コストパフォーマンスは極めて高いです。 |
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槙原 路郎・著 東京堂出版 定価:2,266円 1996年 |
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そば |
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読売新聞に平成4年から5年にかけて連載された、「めん麺メン」をまとめたもの。 幅広い取材が、いかにも新聞社らしい。 |
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大槻 茂・著 透土社 定価:1,650円 1994年 |
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蕎麦つゆ 江戸の味 |
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蕎麦を打つよりも、蕎麦つゆを作る方がずっと難しいと思う。なにしろ作成した結果が直ぐには分からない。 この本は、蕎麦つゆの科学書。蕎麦つゆの自作をされる方は参考にすると良い。 |
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藤村 和夫・著 ハート出版 定価:3,398円 1993年 |
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そば猪口 |
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復刻版。初出がいつ頃なのかは分からないが、かなり古い。 (内容は、斜めに読んだだけなので分かりません) |
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料治 熊太・著 河出書房新社 定価:2,718円 1993年 |
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そば・うどん百味百題 |
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そば・うどん店の全国組織が、発足60年を記念して企画した本。良いポイントを突いた百題が並ぶ。労作。 |
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(社)日本麺類業団体連合会・企画 柴田書店 定価:1,456円 1991年
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日本めん百景 |
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札幌ラーメンから沖縄ソバまでの、さまざまな麺の探訪記。カバーデザインに魅かれるが、中身はピントの甘い写真のようだ。著者は、日清食品の創業者で現会長。 |
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安藤 百福・編 フーディアム・コミュニケーション 定価:1,940円 1991年 |
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日本麺類誕生記 つるつる物語 |
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とんでも本の類かと思える題名だが、しごくまっとうな本。15〜16世紀の日記を資料として、麺類が誕生する様子を探ろうとする。著者は、向島「長浦」主人。麺類(つるつる)の歴史に関する好著。 |
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伊藤 汎・著 築地書館 定価:1,800円 1987年
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そば通ものしり読本 |
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旺文社文庫。1978年に新人物往来社から発行された書籍を文庫に収録したもの。 1879年生まれの著者が、明治、大正、昭和をまたがる蕎麦の薀蓄を語る。 |
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多田 鉄之助・著 旺文社 定価:360円 1986年
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蕎麦の世界 |
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蕎麦の薀蓄は、この本に極まる。そば言論界の大御所(世代交代が進みつつあるけれど)が、執筆者として名を連ねる。読むべし。 |
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新島 繁/薩摩 夘一・編 柴田書店 定価:2,000円 1985年
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健康食そば |
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健康食としてのそばを語るのは、最初の20ページ。あとの150ページは、そばを栽培し、打ち、食べるまでのあれこれの話。蕎麦好きが書いたそばの本。 |
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那須 奎介・編 農文協(農山漁村文化協会) 定価:1,262円 1984年 |
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そば屋今昔 |
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中公新書の一冊(No.513)。昭和の前半30年ほどの並木藪そばが舞台。時代につれて変わるものもあれば、変わらないものもある。掛け値なしに良い本です。 |
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堀田 平七郎・編 中央公論社 定価:524円 1978年
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蕎麦入門 |
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文庫サイズのカラーブックスの一冊。そばに関わる浮世絵のページが良い。日常食としての蕎麦の薀蓄入門。古い本だが、今日ではその内容は貴重。 |
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新島 繁・著 保育社 定価:602円 1975年 |
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蕎麦辞典 |
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世界初の蕎麦の辞典、かもしれない。 神田の古書店でこの本を発見して喜んでいたら、同じ出版社から復刻版が出ているのを知ってがっかり。 |
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植原 路郎・著 東京堂出版 定価:1,500円 1972年 |
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